時期的にたくさんのコクガンが見られるのか、一抹の不安もあったが
取り敢えず目指す琵琶瀬まで行ってみた。
今年の道東は雪が少ないと言っても、国道を外れるとそれなりに残雪があり
慎重に運転することに心がけた。
無事に琵琶瀬に到着すると、いきなりオオハクチョウが目の前を飛んでくれた

この時はまだ海岸は見えず、堤防を登って対岸にある嶮暮帰島との間にある海を
覗くとそこには鳥影がまばらだった。
見られるのは、クロガモ、マガモ、ウミアイサの其々小さな群が見られる程度。
これは期待したコクガンは見られないかなと諦めかけたとき、遠方を泳ぐコクガンらしきを
発見した。
双眼鏡で確認すると正しくコクガンだった。
然し、遠方過ぎて写真に撮るのは無理。
もしかしたら近くに来るのではないかと期待を込めて待つことにした。
暫くすると、近くの浅瀬に三羽のコクガンが近づいてきてくれた。
この時の空は鉛色、海の色もそれを反映してあまり良くない。
果たしてコクガンの綺麗な色や眼がしっかりと撮れるか不安であったが、とりあえずは
撮れるだけ撮っておこうと、夢中で撮った。

三羽の内、右端のコクガンには黄色地に44の黒字の足環が見えた

コクガンを見た後、もう一つの目的でもあるユキホオジロを見るために
野付に向かった。
野付ビジターセンターで番屋までの許可証を受けて、番屋まで向かい、そこから半島突端
まで歩きながらユキホオジロを探すつもりでいた。
番屋に到着後、前方からカメラマンが歩いてきたので情報を仕入れるためにお話を伺った
ところ、まったく見られなかったとの事であった。
実は、番屋まで来る間に、何となくユキホオジロが来そうな雰囲気のある場所があった。
引き返していく途中で何やら動くものがあった。
目の錯覚かなと思いながら車を止めてジッとしていると、何とユキホオジロだった。
しかし、遠い。
しかも密生しているハマニンニクの茎が邪魔をして良く見えない。
ここで車から下りたら一斉に飛んで行ってしまう。
何とかならないかと、気は焦るがどうにもならない。
残念だけれど証拠写真程度しか撮れなかった。
港巡りもしたのですが、海上の波が静かで海鳥やカモ類は外洋に出ていて
多くは見られなかった。
ウミアイサ

コオリガモ

岸壁近くのテトラポットにハマシギが休んでいました

シマエナガを期待して森にも行ってみましたが、今年は見られませんでした。
シロハラゴジュウカラ

ハシブトガラ

白さが際立つアカゲラ

近くでエゾリスが見られました

今回は、オオワシやオジロワシに重きを置いていなかったのですが、
見られるとやはりついつい撮ってしまいます。
オオワシとオジロワシ

今回こそはしっかりとユキホオジロを撮りたいと強い思いで行った道東ですが、
またまた宿題になってしまいました。
それでも、しっかりと見ることはできたと、まぁ良いか・・・
来年に期待しよっと・・・
ユキホオジロ 証拠写真程度ですが、それで良ければここをポチっと